一般歯科
「まだ大丈夫」が一番危ない ― 55歳男性の静かな後悔
よく晴れた土曜日になりました。
雲一つない青い空をぼんやり眺めているのが好きです。
こんにちは、山の手デンタルクリニックです。
「先生、別に痛くはないんですよ。」
55歳のAさんはそう言って来院されました。
久しぶりの歯科受診。理由は奥歯の違和感。
診てみると、詰め物の下で虫歯が進行していました。
Aさんは言います。
「10年以上持ったから、もう十分じゃないですか?」
確かに、10年持てば優秀です。
でも問題はそこではありません。
10年“持った”のではなく、
10年間“中で進んでいた”のです。
レントゲンを見せながら説明すると、
Aさんは黙って言いました。
「自分では何も感じなかったなあ…」
そうなんです。
40代後半から60代にかけて増えるのは、
・痛みのない再治療
・静かに進む歯周病
・気づかない噛み合わせの崩れ
自覚症状がないことが最大のリスクです。
Aさんは治療後、こう言いました。
「先生、これからは“壊れてから”じゃなくて“壊さないように”来ます。」
この言葉が、今日のテーマです。
歯は「治すもの」ではなく
「守るもの」。
再治療を繰り返す人生と、
安定を積み重ねる人生。
どちらも選べます。
まだ間に合う年齢。
それが40〜60代です。